犬のおまけ(親族成年後見人のブログ)

身内の急死から始まり、相続、お墓探し、ゴミ屋敷、認知症、施設探し、成年後見人、不動産売却など、一通り経験した日々の備忘録。

後見人になる前、困っていたこと3選!~解決編~

思い切って、司法書士の先生に丸投げ!

 

 

こういう時のための先生でしょ?、と割り切りました!

餅は餅屋。

 

身上監護:私、金銭管理:司法書士という審判に悩んだけれど。

つまり、

 

”裁判所が司法書士の先生を斡旋してくれたようなものなのね~”

 

と考えて。

じゃあ、お任せしましょう、餅は餅屋よ!

 

初めての顔合わせでまず、お願いしたのは

”不要な契約を切る!”

でした。

ドコモなどの公共料金系も、成年後見人が付けば、あっさり切れるかと言えば、さにあらず。

後見人は後見人でも士業の先生が出張ってくれた方が、話は早い。

 

更に。

 

前回書いた、そんぽ生命の怪しい契約も切りたい。

 

でも、これ、依頼する際に揉めたんですよ~。

先生が ”デモデモ、だって~っ!”で渋ってしまって。

 

”伯父が弁識能力に欠けていた証拠ありますっ!

1)2017年にアルツハイマー認知症と診断されていた証拠

2)契約の際、親族が同席しない旨を書いた書類に誤字脱字がある

この2点でかんぽ側にお話だけでも、してみて下さいっ!”

と言って、なんとか押し切りました。

 

”じゃあ・・・お話だけ・・・”

と、渋々引き受けてもらいました。

 

しかし!

やはり、そんぽ側も裁判所の後押しのある、司法書士成年後見人が出てきたことで、契約無効に合意しました!

 

ここで意外だったのは契約の”解除”ではなく、”無効”だったこと。

無効とは、はじめっから無かった、ということだそうで。

支払った保険料金も、全額無事戻りました!

 

私じゃ交渉しても、無理だっただろうな・・・。

これこそが、裁判所が意図している”後見人2人体制”!

親族の証拠集めと先生の働きが合致した良い例だと思います。

 

 

でも、交渉が成功した案件だけでなく、失敗したものもあります。

失敗例は、また次回。