故障者続出
成年後見人の申請をするにあたって、まず一番初めにするのは”根回し”。
法定相続人にあたる兄弟はみな高齢のため、一世代下の私が後見人の申請することに。
お金がからむことは成年後見人+法定相続人の合議制とすることにしました。
このスタイルは今後増えるんじゃないかな・・・。
そして現在。
ここのところブログの更新はちょっとお休み。
なぜ?
それどころじゃなかったから。
伯父が緊急搬送された。
熱が下がったと聞いて、お見舞いに行ったらこんな感じ。
伯父が施設のベッドから転落した。
施設提携のクリニックから医者が呼ばれて、診察したところ発熱していた。
いろいろ検査したが、すぐには結果が出ない。一日目は様子見。
二日目結果が出る。
コロナ、インフルを含め、感染症に疑いなし。熱の原因は不明。様子見。
三日目。熱が下がらず、別の医者が来た。
主治医じゃないからという、言葉を呪文のように繰り返して、緊急搬送するようにしつこく促す。
誤嚥性肺炎の疑いで、死ぬかもしれないとかなんとか。
では緊急搬送をお願いします、というと医者は救急隊員に引き継ぎもなく、秒でいなくなる。施設の看護士は救急隊員の質問にしどろもどろ。
救急隊員が受け入れ先の病院を探してくれる。
認知症が進んでいる患者を受け入れてくれる病院はなかなか見つからない。
一時間後、ようやく遠方の病院が見つかる。
救急車に乗って、一時間後。ようやく病院に到着。
到着後、至急検査が行われ、原因が判明。尿路感染症。
感染症じゃん!二日目の検査結果はなんだったのか?
病院を出たのは11時過ぎ。帰宅は午前様。もうヘロヘロ
そして、治療のために一旦、認知症対策の薬をやめたら、上記のイラストのように伯父がまともになった。
会話が成立するのは、何か月ぶりだろう?
会話だけではない、冗談まで言って笑っている。笑っている伯父を見るのも何か月ぶりだろうか・・・?
最近朦朧としていたのは、薬のせいだったのか・・・
こうしてクリニックに対して疑惑を持つようになった。
いろいろ言いたいことはある。
1)老人ホーム提携のクリニックがあるからと言って安心してはダメ。
医者のバイト先で、寄せ集めの可能性あり。
2)認知症患者の緊急搬送は早めに。
受け入れ先が少ないので探すのに一時間、搬送に一時間、検査に一時間、
帰宅に一時間かかるかもしれない。次の日会社なら大変!
2)普段と違う様子を見せたとき、認知症だからと片付けない。
意外と内蔵の病気が隠れていることがある。
相続ができない・・・
施設に入った伯父曰く。それが上記のセリフ。
”ここはね~全部タダなんだよ!お金かかんないんだよね~。”
だ、そうだ。
まぁ、施設にいれば現金を出すことはないしね。
これが、認知症の伯父の金銭感覚だ。
現実的には、月に約22万円位あなたの銀行口座から引き落とされてますが・・・。
意外にも? 月に22万というと驚かれるけれど。
小綺麗なビジネスホテル並みの老人ホームのお値段ってこんなもの。
ちなみに場所は埼玉県ね。
問題は、伯父に現金が少ないということ。
夫婦で工場を経営していた伯父夫婦。
財産は夫婦で半々。
伯父が不動産、伯母が金融資産という持ち方をしておりまして。
伯母の財産を相続しないと、この先が不安。
不動産は売れればよいけれど、確実に売れる保証はないしね~。
伯父が伯母の財産を相続するには、誰かが成年後見人になるしかない。
でも
1)伯父の兄弟は全員70歳以上。
2)私以外の従兄妹は首都圏にいない。
ということで、成年後見人を申請するのは私に決定!
いや、それ、奥さんの写真だよ?
伯父が、結婚したことを忘れたといっても一時的なことで。
伯母の写真を見せれば、思い出すんじゃない?
なんて思っていましたが、甘かった・・・。
伯母の写真を施設に持っていったら、
上記の反応ですよ。
ここで大問題発生!
伯母の財産の相続ができないっ!!
だって、伯母のことを知らない人だって言ってるんですもん。
相続の書類にサインできないでしょ?
さぁ、困った!
伯父が奥さんを忘れた・・・
食パン(なんと、焼かない!)を一日2斤食べたりする生活の日々の後、伯父は施設に入った。
私たちが会いに行って、亡くなった伯母の話をしてみると・・・
”結婚?
しなかったけど?
女なんて、金がかかるだけだし。”
と、のたまった。
(はぁ?なんだよ、その言い草は・・・)
そこで
”・・・え?
ずっとひとりぼっちだったの?”
と聞いたら
”犬のチロと一緒だったから。
そういえば小さい頃、チロに吠えられて、大泣きしてたよね・・・?”
と、このブログの第1話に繋がるのだ。
犬>奥さん、なの・・・?
ヒドイ話だと思いません?
でも、まぁ、また思い出す日も来るのかも。
段ボール・・・?
隠れゴミ屋敷の掃除を始めて、2日目。
ついに、ダイヤの指輪を見つけた!
・・・段ボールの中に!
洋服ダンスの中に、穴が開いて履けなくなった靴下が詰まった段ボールが。
”なんで取っておくかね~?
捨てればいいのlに・・・”
などと言って、少しずつゴミ袋に入れていたら、なにか硬いものが手にあたった・・・
宝石箱だった。
開けてみたらダイヤの指輪でしたっ!!!
いやいや~
なんでそんなところにダイヤの指輪を入れておくかね~?
大事なものだよ?
業者に頼んだら捨てられていたかもよ?
まぁ、こんなところに入れていたら、甥には見つけらえないわな~。
結局ダイヤの指輪をどうしたのか・・・?
伯母の妹に渡しましたよ。
伯母のものは、伯母の実家に、でしょう?
問題は・・・現金がないっ!