犬のおまけ(親族成年後見人の備忘録)

身内の急死から始まり、相続、お墓探し、ゴミ屋敷、認知症、施設探し、成年後見人、不動産売却など、一通り経験した日々の備忘録。

お墓も探すよ!

ゴミ屋敷の片付け+成年後見人申請準備と並行して、お墓も探すよ!

 

私たちの家と伯母の実家、どちらからも通いやすいところ、という観点で場所は谷中界隈に決定!

時はコロナ禍。なかなか見学の許可が出ない・・・。

ようやく見学を受け入れてくれたところがあり、出かけてみる。

まぁ、それが驚きですよ。

今どきのお墓ってすごいのね。

お墓と言っても土地付きの墓石を建てるタイプではなく、納骨堂ね。

まず、エントランスがまるでホテル。参拝受付もカードキー。まるでホテルの部屋に入る時みたいに。

そして、ラウンジもホテルみたい。

おしゃれな、非日常的空間なのですよ。

参拝する時は、生花が活けられていて、ろうそくも線香も不要。

つまり手ぶらでOK!

お参りのあとはラウンジでくつろげる。フリードリンクだし、運が良ければお茶菓子がいただける。

屋内なので、お天気も関係ないのが良い。

と、一目ぼれして、一軒目で決定してしまいました。

衝動買いもいいところ。でも人気があるらしく現在は一般販売は一旦終了。

(2024年4月現在は再開。でも結構値段が上がってる!)

ピンときたら、えいやっ!って買うのもいいのかも。

 

 

成年後見人への道ー面談

面談で疲労困憊。

いざ、裁判所についてみると、なんということない小さな部屋に通されまして。

なんだ、そこまで怖いところでも無さそう。

面談の担当者という人は、嘱託職員?という感じの、じいさんだった。

面談といっても、出した書類の確認くらいでしょ?と甘く見ていたら・・・。

根掘り葉掘り、人の家庭に関してヅカヅカと立ち入った質問をぶつけてくる。

悪いことしていないのに、非常に不愉快!

終わったころには、もうヘロヘロ。

コレ、評判悪いんじゃないの?

と、思ったら最近、面談方式はもう少しドライな感じに変更されたらしい。

はは~ん・・・苦情が出たな~そりゃそうだろうな。

成年後見人への道ー裁判所からの呼び出し

結局、裁判所に行くことになりまして・・・

あれほど怖がっていた裁判所。

結局、連絡があって、呼び出されることに。

当時は2021年。コロナ全盛期。電話かZOOMかな、と思っていたけれど、蓋を開ければ、裁判所で面談とのこと。

私は他県在住。でも、容赦なく伯父が住んでいた管轄の裁判所に呼び出されまして。

行ってきましたよ~何度も電車とバスを乗り継いで。

右手に簡易裁判所、左手に家庭裁判所という複合型裁判所でした。

門を入ると、簡易裁判所から出ていく護送車とすれ違った。

うおおお~!そうか~簡易裁判所でも刑事事件って扱うんだ~っ!と実感。

やっぱり怖い。来たばかりでまだ目的地に到着してないけど、あ~もう帰りたい。

 

成年後見人への道のりーようやく申請!

なんとか資料を揃えて、ようやく申請へ!

成年後見人の申請には大きく分けて3種類の資料が必要

1)後見される側の資料(財産状況など)

2)医療や介護とのプロから見た客観的な資料

3)後見人になりたい人の資料

 

1)の後見される側、というのはウチでは伯父ね。

ゴミ屋敷から資料をかき集めるのは、時間も手間もかかったなぁ・・・

夜な夜な資料とにらめっこで。

これが一番大変だった。

 

2)の客観的資料は早めにお願いしたので、案外早く揃ったのよ。

 

3)これがまた、面倒でね~。親族図とかイチイチ作らなくちゃいけないし。

親族の意見書なんていうものもあるし。

そこにさらに、自分の財産状況を明らかにしなくてはいけないなんて、もう罰ゲームですよ。

 

ここまで揃えて、ようやく、なんとか申請ですよ。

申請は、家庭裁判所へ。

人生で裁判所に関わることなんて、一生ないと思ってたのに。

直接窓口に提出してもよいけど、郵便でも大丈夫。

私は郵便にしました。だって、裁判所ってなんだか怖そうだし。

 

成年後見人への道のりー自分のことも聞かれるよ。

成年後見人への道”はまだまだ続きますよ♪

そうなんです。

成年後見人の申請者も財産状況について書かなくてはいけないのですよ。

具体的には

1)年収

2)預金

3)投資資産

4)不動産

です。不動産に関しては、持ち家があるかどうか?だけで具体的な取得金額などは不要でしたが。

預金通帳のコピーとか、源泉徴収票までは求められませんでした。

お金に困っているかどうかの確認ですね。

でも、後見人になるのに痛くもない腹を探られるのは、イヤな気分。

 

 

 

 

 

 

 

成年後見人への道のりー根回し編

お医者さんやケアマネさんからも現状の報告書類が必要。

 

お医者さんから認知症と診断された書類をもらえると早い。

ウチの場合は、施設への入所と時期が重なったため、長谷川スケールを実施してもらいました。

長谷川スケールは認知症の度合いを数値化したもの。

伯父は10切っていました・・・家族を忘れるわけだよ・・・。

 

さらにケアマネさんにも、現在どんな状態なのか詳しく書いた書類を書いてもらう。

ウチの場合は施設のケアマネさんにお願いしました。

 

お医者さんからの書類は結構時間がかかることが考えられるので、早めに相談すると良いと思います。

施設にお医者さんが訪問する日というのは、結構限られているもので。

 

面倒なら司法書士の先生に依頼する方法もあり。

伯父のメインバンクに相談したら15万円位で紹介してあげるといわれました。

ここで注意なのは、後見人に申請する費用は、基本的に被後見人持ちではなく、申請する人持ちなのですよ。(被後見人が持つという特例も無きにしもあらず)

 

15まんえん~!!

 

私は自分で申請する道を選びました。

司法書士の先生に依頼しても、しなくても、ゴミ屋敷は片さなくてはいけませんから。

こうして、茨の道は始まった。

 

気が遠くなる道のり (成年後見人への道のりー資料を探すよ!)

成年後見人制度の申請には、それなりに根回し+お金に関する資料が必要。

これを片付けながら、資料を探すさないと。

気が遠くなる道のり

 

ランク1(これは欲しい!)

・通帳(全部じゃなくてもメインのもの)⇒貯金

・固定資産税納税通知書⇒不動産

・年金等の源泉調整票⇒収入

 

固定資産納税通知書も源泉徴収票も小さいから注意して探さないと。

 

ランク2(あった方がよいもの)

・生命保険関係書類

投資信託や株などの投資関係の書類

水道光熱費の領収証など

 

裁判所が知りたいのは

1)財政状況

2)キャッシュフロー

の2点なので。

 

昼は生ゴミやら服やら大きなものを片付けて。

静かな夜は書類関係を整理しながら捨てていく。

 

個人的には投資関係が大変だったなぁ・・・。

数年前の古いものから最近のものまで、全部ごちゃまぜで。

最新のものが見つかったら古いものを捨てていく。

この”どっちが新しいか勝負!”を何日も何日も何時間も続けていく。

 

でも宝探しは申請に必要な作業の一つに過ぎない。

次は根回し編!